今年も、同じ思いで私たちを見守り、支えてくださった皆さんと終わりゆく2014年を振り返って見ましょう。
今年は小さな苗木が初めての嵐に耐え、大きく育った努力と成長の年でした。
さしずめ、若者が初めての一人旅で目的地にたどり着いたような、興奮と、責任と、自分のアイデンティティを自覚したような、多くのことが入り混じった年といったところでしょうか。
2月、最初のカーヴ デゥ ピレネーの試飲会を友人のニコロ デゼンツァーニと一緒にレッジョエミーリアで行いマリオーザビアンコ2013を発表。
3月、農園の雌馬エッダがTPR(イタリア原産の農耕馬)の可愛らしい子馬を出産。イタリアと名付けました出産の喜びもつかの間、難産のためエッダは3週間後に死んでしまいました。
成長が危ぶまれていたにもかかわらず、イタリアは動物に詳しい2人の古老が愛情を注ぎ、3時間ごとに乳離れするまで授乳させすくすくと成長しました。
夏に農園に戻ったイタリアは叔母馬のフレイダに会ったのでした。
長雨のため4月後半になってようやくブドウの苗木をサンタフランチェスカの畑へ植樹。植樹は順次スコヴァヴェンティ、モンテカヴァッロの畑へと続き5月に終了しました。
4月には今回で3回目となるVi.Vi.T(ヴィニタリー会場内のナチュラルワインの試飲会)に出展したしました。
6月、マリオーザにアミアティーナ種(保護種)の子ロバがやってきました。名前はルーナです。
前年、試験的に行った養蜂の結果がとても良く、今年は規模を3倍に拡大することにしました。まさにマリオーザの自然環境が素晴らしいことの表れです。
9月。記録的な大雨と低温の年だったにもかかわらず約1ヶ月間にもわたり収穫ができました。ロレンツォ コリーノ(マリオーザの総監督)もこの年を振り返り満足のいく年だったと評価しました。
この月にオリーブの収穫を開始したものの、わずか2日後にマレンマでは2年続きとなる大洪水に見舞われました。マリオーザの被害は比較的少なかったもののオリーブの収穫は諦め災害の回復に力を注ぎました。 オリーブの収穫
マリオーザがワインガイド、”Vignaioli e vini d’italia 2015誌に掲載されるというよい知らせもありました。
12月、大変だったこの年を2つの良いニュースでしめましょう。
植物学者のジョバンナニカーソ氏が2年にわたって農園内を含むマレンマの自然のフローラを分類した成果がマリオーザの新しいサイトと初めてのebookで見ることができます(乞うご期待)。
甘いお知らせをもう1つ。クリスマスを前にマリオーザのハチミツがニューパッケージで登場します。
皆さんとご家族のご多幸を心からお祈りいたします。