パーカーの挑発への対応 - Fattoria La Maliosa
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Lorenzo Corino in vigna vecchia alla Fattoria la Maliosa. Sullo sfondo il Monte Cavallo

パーカーの挑発への対応

ワイン

数日前、ワインの世界で高く評価されているパーカー氏の挑発とその後それに関するIntravinoの記事を読み、記事についての投稿に私自身すっかり入り込んでしまった。

この事についてロレンツォと話しながら努力と理想と犠牲で出来上がった自然なワインの世界についての理解不足に失望感を吐露しっぱなしだった。

しばしば火がつく、自然なワインに対する疑念や否定的見解を掻き立てる往々にして不毛な論争。

ロレンツォの偉大で冷静な見識は私たちのいる場所やこの土地の価値は農園のものだけでもワイン愛好家だけのものでもない事を教えてくれる。

自然なワインについてロレンツォに頼んで書いてもらった事をすぐに長年ラマリオーザのプロジェクトをフォローしているジャーナリスト、ルチャーノ フェラーロと共有したくなった。そして出来たロレンツォの記事がこれだ。

ロレンツォ コリーノ氏。ラマリオーザの古い畑で。後ろはモンテカバッロ。

ロレンツォ コリーノ氏。ラマリオーザの古い畑で。後ろはモンテカバッロ。

年が明けたばかりの1/2日、世界で最も影響力のあるワイン批評家のロバートパーカー氏が自身のツィッター上で今年起きる

15の出来事を予想した。第3番目には:

“自然とか本物とか呼ばれるワインの曖昧な詐欺が明らかにされるであろう

(殆どの真面目に作られたワインは添加物は入っていない)”

この言葉はイタリアでも議論を巻き起こした。

ここでイタリアのサステイナブルな葡萄栽培のイタリアのパイオニア”

であるロレンツォ コリーノ氏に登場頂こう。

氏はラマリオーザ農園の葡萄栽培とビオディナミコプロジェクトの責任者だ。

(以下コリーノ氏)

私の考えではパーカー氏が挑発するような自然なワインの問題は私がこれから展開するようなテーマの本質からはかけ離れているようだ。

葡萄栽培はヨーロッパでも他の地域でも大量の農薬と水の使用、機械化、地力を浪費する事によって成り立っているが、本来の自然なワインとはまったく関係がない事柄だ。

このような農業は医学統計でも明らかになっているように畑で作業する人にとって有害である。

長年、経済的な必要性から、ワインの世界だけでなく、より良く、安全で生産地と生産者、消費者の健康を守る自然な農作物を作る必要性があった。

しかし、この点こそが(膨大な医療費は忘れつつ)現代の葡萄栽培であまり気にかけて来なかった根源的な問題点なのだ。

自然なワインづくりで大切にすべき事は環境の恵みと土壌とを賢く、自覚をもって使う事にある。

土壌の生物的品質(BSQ)テストを通じて栽培方法や環境にしっかりと合った作物を選ぶ事が出来る。

自然なワインは品種に適した環境下でのみ、必要最低限の薬剤と環境に副作用を及ばさない自然な佐薬の組み合わせで出来る事が広く証明されている。

世界中のワインで多くの加工処理、化学処理が認められている事を考えると自然なワインづくりはこのような方法を全て排除するべきで、どうしても出来ない場合(例えば亜硫酸添加)ははっきりと表記されるべきである。

土地の個性、品種、ワイン作りに払われた努力は報われるべきであり、個性的である事の大きなリスクと同時にその美味しさにも大いに評価されるべきである。

自然なワインとは今のワイン作りの異常事態に対する必然的な答えである。正に普通のワインでも同じように違った品質にたどり着くには生産者のプロ意識が必要だ。

パーカー氏は私と同じ1947年生まれだそうだが彼と私の父がつくった生まれ年のバルベーラを一緒に飲みたいものだ。

ロレンツォ コリーノ

(コリエーレ デッラ セーラ 2014年1月23日より抜粋)

アントネッラ マヌーリ

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