it | en | de | ja

本物のワイン:畑からワイナリーまで。本物はこうして生まれる。

ワインとは

ワインとは、ぶどうが育ったその土地固有の環境を反映した品種の特徴を如実に表すものでなければならい。私たちが追い求めるのはただ一つ、丹精込めてつくる、本物のワインだけ。加工処理もしなければ、添加物なども一切使わない。しかしながらこのようなワインはいつでも、どこででも、どの品種でも、出来るものではない。

畑での仕事 Continue reading…

fine post

太古の土地とそのままの自然が生み出す貴重な産物

アントネッラ マヌーリの考えに心から賛同しマリオーザ農園で濃密な3年を過ごしたが、図らずも自分の今までの知識と経験をここで改めて振り返り刺激的な新たな学びの機会が得られるとは思ってもみなかった。

始めた当初は私の長い経験から得られたいつものアプローチで臨んだが、その経験から想像もできないほどの多様性に合わせるように徐々にこの地にあった方法を見つけきた。

豊かな森や野生動物とわずかな農地。ローマ時代からさらに遡ってエトルリア人の時代の農業に端を発する土壌など、着いた途端に太古の自然そのままの景観に度肝をぬかれた。

この環境においてはマリオーザが取るべき道はただ一つ、素晴らしい財産であるこの環境を守り育み、農業考古学とブドウ栽培考古学ともよべるような偉大なる自然の遺産を有効に活用する道を探るだけであった。

我々の選択は歴史に対する欠くべからざる敬意であるともいえよう。

なぜなら今やブドウ栽培はその他多くの大規模農業と同じように捉えられそのように実践されているからだ。

しかしながらマリオーザ農園の土地は価値ある産物を作るためだけにあるのだ。 Continue reading…

fine post

ワイン職人とは?

書くことは今でも得意だとは思わないが書くことの練習は間違いなく私の師であり論文指導教官だったカルロ教授に拠るところが大である。教授は私の思索の発展とそれにふさわしいフレーズを自由に組み立てさせ無言で同調の意を示してくれたものだ。

でもその後、ちょっと顔を強張らせて、”まぁ、でもな..”と来る。

論文の見直しを始め、だいたいいつも全く新しい結論に落ち着くのだった。全ての単語を推敲し句読点もチェックする…つまり私は科学を学びつつ文才も磨けたというわけだ。

その後、私は研究分野で40年も書き続けそのおかげで私の語彙も磨かれてきたはずだが決して十分とは言えまい。

ワインの世界、ことに有機やバイオダイナミック、自然、職人づくりなどと称される世界に携わるようになって以来、その現実と語られている事との乖離に大分に混乱し時には途方に暮れる事もあるのだ。

往々にして、実際のところは実態を単に誇張するためにビオだ、自然だの言葉が使われているように思えるのだ。

私は決して、喜んで耳を傾けてきた風変わりな表現に同調したいとは思わない。反対に私たちを定義付けるのに使われうるこれらの言葉の意味をはっきりさせたいほどだ。農学と応用生物学において真実を語り選択理由をはっきりと説明する必要があると思うからだ。 Continue reading…

fine post

根に良かった年。

ワイン、特に自然に作られたワインは一年の気候変動を図る計器でもあるかのようで、その年の雨量、気温と温度変化、光量までも記録し記憶しています。
ワインを飲むと、ワインの事だけでなく、作られた年の気候まで過去に遡って思い出すことができるのです。

1947年のワインを飲めば、もちろん素晴らしいのは言うまでもありませんが暑かったあの年を追体験でき、1977年のワインでは雨が多く涼しかった年を思い出す。1997年はこう、2003年はどうだったと、それぞれの年の特徴が思い出されるという訳です。

木の成長は年輪でわかり、そこから過去の気候を読み取ることができます。
ワインは木ほど長くは生きませんが時代を超えて、過去の一時期を再現し思い出と感動を与えてくれます。

1年の収穫はいつも期待と驚きに満ちていて、昔から天候と作柄を結びつけた貴重がことわざを多く育くまれて来たのです。このように世代を超えて受け継がれた過去の豊富な経験をもとにした”予想“は、今でも決してその意味を失ったものではなく、例えば「冬のない年は夏もない」や「小麦が悪い年はブドウも悪い」などなど、今でも当たっていることがあります。

農業をするということは先を見ることであり、慎重かつ機敏になることであり我慢強くあるということです。ブドウは数十年にわたって実をつける植物でブドウの生きるサイクルで考慮する必要があります。つまり数年の単位で、変化もあり得る気候に合わせ、それぞれ年によって違った作業が必要なのです。

一般的夏が暑い年というのはしっかりとした長期熟成ワインに向き、赤に良い年とされ(ブドウはだいぶ消耗しますが)、涼しく湿度が高い年というのは葉や根の成長を促します。

2014年は間違いなく、北イタリアからマレンマまで、緑に覆われた年として記憶されるでしょう。鬱蒼と生い茂った森の木々や牧草地の緑は壮観で、地下の帯水層は豊富に水を蓄えました。この年は(爆弾とまでは言いませんが)強烈な雨が降り被害も出ました。ここで農業とそれに関わるいくつかの要素も見てみましょう。ブドウ畑については、7月の太陽エネルギーの減少は注目に値するもので(過去20年のウィンクラー指数は465であったのにたいし、2014年は38%減であった)8月の気温も大幅に低いものでした。
ブドウの病気で農家は手こずり病気の拡大を防げないところもありましたが
ブドウ栽培に適した土地であることと、その土地にあった品種を選んでいる事がとりわけ重要であると証明されたような年となりました。

人は過ごしやすく、定期的に四季の変化が訪れる安定した気候を期待しがちです。

2014年、待ちに待った夏は、結局期待したようには訪れず、雨の頻度は別次元のもの(7月は通算21日雨が降った)でしたが根の成長には大変よかった。
つまり2014年は根にとっては非常によかった年で、地中で成長し伸び、また一味違ったブドウをもたらすことでしょう。

植物には必要不可欠なものがあることを忘れて果実だけに固執しがちですが、幸いなことに、私たちが考えてもできないことを、ブドウが若死にしない限りは、気候がちゃんと面倒をみてくれるのです。
Continue reading…

L’ANNATA PER LE RADICI_00
fine post

ラマリオーザの2014年を振り返って。

ワインがもつ多くの素晴らしい点の1つは時の尺度をもつ事だ。
まさにワインで、澱引きが終わったばかりのワインと、そしてテルメ ディ サトルゥルニアから提供された気象データとともにラマリオーザの2014年を振り返ってみたい。
Continue reading…

fine post

マレンマ丘陵地帯での農業におけるその価値と展望

マレンマの丘陵地帯は、偶然にもマレンマの中でも歴史的な地域だが、イタリアでも他に例を見ないほど農地と自然環境の調和が保たれている土地です。

農業活動が活発に行われている農地のすぐ横に、広大な森や地中海性の潅木、牧草地が横たわっているといった具合で、この景色に加えて農園や村落が見える事もあります。

農業活動が長らく行われてきましたが、過去2−30年の度を過ぎた機械化が土壌をすっかり弱くしてしまいました。
より効率のよい機械で地中深く深い耕作が繰り返される事で土壌が劣化、大雨がさらに輪をかけるように劇的な土壌流出や侵食を引き起こし土壌が脆弱になってしまったのです。

プラウは丘陵地の耕作に不適切極まりないツールで、斜面の土壌でこのような農耕をするなどは全く論外なことです。
Continue reading…

fine post

健康を選ぼう。

ワイン関連業界は大きな工夫を重ね自然環境とテロワールを守り、ワイン造りを進歩させることで大きな前進を遂げてきました。

イタリア国内だけでも、程度の差はあれ数え切れないほどの多くの実例を見ること事ができます。

Continue reading…

Filare vigneto e fiori di campo
fine post

土壌の選択と地質の関係

ラマリオーザ農園はトスカーナ州、グロッセート県のフィオーラとアルベーニャの2つの川に挟まれたエリアに位置しその土壌の形成には長い年月がかかりました。

農園は様々な地層が織りなす、大きく異なった地形の典型的な丘陵地帯に位置しておりその形成時期は今から1000万年から1万年前という、つまり中新世後期から更新世後期までの幅広い期間に形成された古い地質なのです。

この地域は例外なく大規模な氾濫により形成されたもので、土壌は主に巨大な海洋性堆積物の層からなり、高い山の尾根からその下の部分は深い海の底だったことを物語ります。

15832492721_d38fd99a91_o Continue reading…

fine post

葡萄畑を森に近づける試み

私は丘の頂きから見渡す限りの景色を眺めるのが大好きだ。

こういう場所で過ごした幼少期が自然とそうさせたのかもしれない。

平野にいた時は方向を見つけるのも大変で、川の流れを見つけて初めて今まで見えなかった場所をやっと見つけたものだ。年と共にごく稀にだが平地も壮観にもなったようだ。

1425 foschia che sale

Continue reading…

appezzamento per i nuovi vitigni
fine post
  • eBOOKs

certificazioni
Premi